可能性を開いてくれたのは「信頼と貢献」の心、社長のビジョンを一緒に実現する未来へ。

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「会社に対して嫌なことは何もないけれど、辞めたい、独立したいという気持ちを抱え続けていた私が、今は社長のビジョンを一緒に実現していくことにモチベーションを感じています。さらに、会社を辞めなくても、やりたいことはどこにいてもできる。同じビジョンを共有できる社長とここで始めればいい、という新しいパラダイムにシフトすることができました。」

ワールドユーアカデミーでの学びを通して本来の自分がもつエネルギーを取り戻したことを、穏やかな表情で語る株式会社アイム・常務取締役 佐藤裕貴氏。
ここにたどり着くまでには、何度も葛藤し、苦しい時期を乗り越えてきたそうです。入社から18年、今の境地に至るまでの軌跡を語っていただきました。

「社会的意義を見出せる仕事に就こう」と決意し、佐藤氏が株式会社アイムに入社したのは29歳の時。30歳を目前に、介護保険制度が始まったばかりで仕事が増えていた介護業界の門をたたきました。アイムを選んだのは、入社前にホームヘルパーの資格を取得した学校で「介護に携わる男性はまだ少ないから、体力を活かせる訪問入浴をやってみたらどうか」と薦められたのがきっかけでした。

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今まで男性が多い業界で働いてきた佐藤氏にとって、女性が多く活躍する介護の現場は新鮮であり衝撃的で、女性の力強さを感じたそうです。そして、入社してすぐの研修で、当時まだ20代前半でアルバイトとして働いていた今の社長に出会います。「面倒見の良いシャイなヤンチャ坊主、というのが第一印象でした」と当時を振り返ります。

訪問入浴サービスの仕事に、それまでやってきた仕事にはない充実感を感じた佐藤氏。特にやりがいを感じたのは、訪問入浴サービス以外の色々な生活の手助けをすることでした。「高いところの物に手が届かなかったり、ご自宅のお掃除が行き届かなかったり、話を聞いてくれる人がいないというような些細なことでも、高齢者の方をサポートできることが楽しく、自分にもできる、続けていけると感じていました。仕事はあくまで入浴ですが、会社は当時から、高齢者の方のためにそれ以外のお手伝いを進んで行う精神があったので、余計なことをするなと言われることもなく、伸び伸びと働いていました」

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当時、会社の業績は好調で、営業所や拠点を増やし事業を拡大していく時期でした。佐藤氏は訪問入浴を経験した後、福祉用具サービス、訪問介護サービスに配置され、サービスを提供する業務と部署をまとめるマネジメント業務を任されます。会社が大きくなっていくタイミングだったからこそ、新しい仕事を覚えるチャンスにも多く恵まれ、色々な仕事を経験できることで楽しい時期を過ごしていました。

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しかし、拠点が拡がり社内での立場と責任が大きくなっていったことで、売り上げや利用者数など、数字を追いかけなければならないプレッシャーが加わりました。事業拡大を最優先する経営に急激にシフトしたことで、社内の人間関係は疲弊していきました。次第に会社の中はバラバラになり、社員は陰で不満を言い合ったりと社内の雰囲気も重く、次第に人が辞めていきました。佐藤氏は34歳という早い時期に部長になったこともあり、コミュニケーションや指示が思うようにできず、スタッフの相談に乗ることもうまくできず悩んでいました。

「そんな状況ですからみんなは仕事に身が入らず、ミーティングをしていても、聞いているような素振りだけで、誰の耳にも入っていない状態。それに気づきながら話している自分に対してもストレスと困難を感じていました」さらに、人が次々と離れていく中で、経営側、スタッフ側どちらの気持ちもわかるものの、自分の力では引き留めることもできず「何とも言い難い残念な気持ちでいっぱいだった」という佐藤氏。当時は「厳しい状況に置かれていたとしても、仕事というのは我慢してやっていくものなのだろう」と思っていたそうです。

しかし、そんな状況が続くことで、佐藤氏の心の中にも疲れが積み重なり、限界に近づいていきます。「会社を辞めよう、という想いが芽生え始めました。実は、入社した29歳の頃から、仕事を覚えていつか独立できるような人になりたいという志がありました。会社の中が疲弊している状況で、また、自分のできることが何かあればやってみたいという気持ちが出てきました。当時の社長(現会長)に話してみましたが、希望は通らず、その後、何回か話しても、なかなか受け入れてもらえませんでした。」

一方で社内の状況も、どんどん悪化していきました。「そういった現状がありながら変えられない自分。幹部として話を聞いたり、説得したり、引き留めたりするものの、やっぱり辞めていくスタッフに心の中で“またか”と落ち込みながら“よく頑張ってきたね”としか言えない自分。“自分がもっとしっかりしていれば、違っていたのかもしれない。済まなかったな”と思いながら、辞めていく人を見送るだけの自分に情けなさを感じていました。」

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そこから葛藤の日々が続きます。会社が大変な状況だからこそ、ここで辞めてはいけないという気持ちがありながら、どうしたらいいかもわからない。「社長が嫌いなわけでも、会社が嫌いなわけでもなく、辞める理由は自分でもよくわからないけれど、とにかく辛いし、やる気が出ない。やる気がないままやっていても状況はなにも変わらない。それならば、大変になるかもしれないけれど、自分がやる気になれることを一からやってみたいという気持ちでした」佐藤氏は、モチベーション高く自身を発揮する環境を求めていたのかもしれません。

そんな中で佐藤氏は「この会社でやっていこう」と決意することになります。きっかけは、新社長が“会社の中を変えよう”という働きかけを始めたことでした。「当時の会社の状態はとても酷い状態でした。そんななか、問題解決に一つひとつ取り組んでいくのは本当に大変だったと思うのですが、体を張って改善に乗り出してくれたんです。その時、社長は改めて私に対して“一緒にやって欲しい”と話をしてくれました。若い頃からずっと一緒にやってきた社長の想いがありがたく、純粋に嬉しいと感じ、まずは会社を落ち着かせることに取り組もうと決めました。」

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その前後からワールドユーアカデミーで学び始めていた社長。ある日、ワールドユーアカデミーの研修から戻り「謝らなければいけないことがある」と佐藤氏のところに来たそうです。「社長は、私が“辞める”といった時に向き合わなかったこと。私に辞められるのが嫌で見て見ぬふりをしていたことを謝りたいと言ってくれました。そこで話し合い、あと3年は会社に残る決意をしましたが、私はすぐにでも辞めたいと思っていましたので、説得されたことに不満がありました。今思うと、社長はただただ私のことを思って言ってくれたのだと理解できるのですが、その頃の私はまだワールドユーアカデミーで学ぶ前で、社長とも今ほど分かり合えていなかったので、社長が自分のことを考えてくれてありがたいと感じる一方で、自分にとって都合のいい話をしているのではないか?と全面的に受け止められていなかった自分もいました。」

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「社長と決めた3年はしっかりやろう」と決意したものの、社員が一気に辞めていったり、それを聞いたお客様からは「どうなっているのか?会社が潰れるのではないか?」と苦情や問い合わせが来る。当然のようにスタッフからも同様の訴えが来る。それに窓口として対応していると、どんどんエネルギーがなくなっていき、やることは山ほどあるのに本気になれない。という状態はさらに悪化していきました。「やる気になれないのに、お給料をいただいている自分は何なのだろう?でも3年の約束を途中で投げ出すわけにいかない。」と自問自答を繰り返しながら、一人で悩みを抱え込んでいたそうです。

転機となったのは、ワールドユーアカデミーでの1回目の統合ワークという内省内観合宿で自身を知ることができた経験でした。「自分は期待をかけて頂いている分、忠実に当時の社長の言うことをしないといけないと思い込んで、辛いのを我慢してやってきたということに気付くと同時に、本当は自分らしくあるべきことや、周りもそれを望んでいることにも気付くことができました。」

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さらに、家族と仕事は関係がないことで、仕事のために家族を犠牲にするのは当然という思い込みにも気付きます。「仕事にかまけて、家族を蔑ろにしてきた自分。困っている兄弟に何の助けもできていない自分。それなのに仕事を辞めたいとわがままを言っている自分。“今の課題に対して何も取り組んでいないのは無責任だ”と、ズバッと指摘されたときは、一瞬腹が立ちましたが、すぐに確かにその通りだと認めることができました。同時に、兄弟を何とかしたいと思っている自分の責任感にも気付くことができ、兄弟を助ける形で一緒にできることがあれば、今後の自分のやりたいことにも近づくのではないかという考えも浮かびました。」

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ワールドユーアカデミーで学ぶようになって佐藤氏が体験したもう一つの大きな変化は、“部下が愛おしい”という気持ちが湧いてきたことでした。「これは、今まで抱いたことのない初めての感覚でした。働いていれば日々、大変なこともあるだろうし、自分よりストレスを感じていることも山ほどあるのに、それでも自分と一緒に仕事をしてくれている部下に対して感謝の気持ちと、申し訳ないという気持ちがこみ上げてきました。」その時から、佐藤氏は部下に対して見る目が変わり「私にもみんなのために何かできることがあるのではないか?」と考えるようになったそうです。

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そこからは、部下とのコミュニケーションが向上しました。とてもいい雰囲気が作れている営業所も出てくるようになり、現場での成果が確実にあらわれ始めます。「リーダーのもと、本音で何でも話せるスタッフが集まった、チームワークのいい明るい現場が実現しています。今後はそこからさらに、いい循環を広げていきたいと思っています。」また、今までは喧嘩別れのようにしてスタッフが辞めていくのが常だったのが、辞めていくスタッフとも、お互いにそれぞれのやりたいことや会社の方向性を何度も話し合うことができるようになったと言います。「退職をした方からお仕事の依頼を受けることも多く、とても有り難いです。」と佐藤氏。苦悩を乗り越えたリーダーだからこそ心から感じることができる、スタッフへの深い愛情が伝わってきます。

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そして2回目の統合ワークで“会社に対して嫌なことは何もないけれど、どうしても辞めたい気持ちになってしまう理由”が明らかになります。「自分のやりたいこと、自分の責任で何かをやることはもっと強い自分へ成長するために必要なことだから進みたいけど、辞める理由はない。でも、集中できない。やろうやろうと思ってもやる気が出ない。これは何なのだろう?とずっと思っていた。」原因は、子供時代からパターン化していた自己犠牲によるエネルギーの低下でした。

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「子供の頃、家の中の空気は父の機嫌に左右されていて、父の機嫌が悪いと家の中の雰囲気が最悪になるという状態でした。3人兄弟の真ん中の私は、本当はやりたくもないのに、父の機嫌をとるため一生懸命笑わせたり、ふざけたりしていたことを思い出しました。自分の顔をちぎって分け与えるアンパンマンのように、体を削ってエネルギーを与えて疲れていたこと。自分の責任感もあり、貢献心も強い性格。会社にいても、辞めていく人の対応や、苦情、上司の愚痴、中間管理職という立場だからこそ、色々なことにエネルギーを使って自己犠牲の状態になっていることに気づきました。“今の状態で会社を辞めていったとしたら、どこに行っても大変になる。やり方を変えていかないと最終的には疲れ果てて動けなくなる”と指摘されました。」

思い返すと確かに、エネルギーを使い果たして限界になった状態で連休などで気を緩めると、急に体調が悪くなるという経験も何度かあったことに気づいたそうです。「父にエネルギーを分け与えてきたように、会社でもずっとそうしてきた。父も悪気はなかったし、私も自覚はなかった。自分が辞めたかった本当の理由はそういうことだったのか、と気付くと。自然と涙が流れました。社長にも、やっと理由をわかってもらうことができました。」

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「そして、これからは“相手を信頼する”ということが自己犠牲から抜け出す重要な鍵であるというアドバイスをいただきました。自分が分け与えなくても“相手は出来るんだ”と信頼してサポートするだけでいい。自分でそこまでやらないでいい、というやり方を教えていただいたことで、心が楽になりました。」

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佐藤氏はさらに、“仕事も、自分のやりたいことも、家族を助けることも、全部継続しながらできる”という新しい答えにたどり着きます。

「私は社長のビジョンにも共感していますし、それを一緒に叶えていけることは、すごくありがたいことです。それと同時に、人間的に成長していくために新しいことにチャレンジすることもやっていきたいと考えていて、私が新しいことをして、エネルギッシュに活動再開できる環境をつくっていただいた社長に感謝しています。社長も一緒にやってくれればそれに越したことはないし、社長やみんなと一緒にできたらますます面白くなるのではと感じています。」

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佐藤氏がワールドユーアカデミーで学んだのは“貢献”。その想いを秘めた情熱が宿る語り口でつたえてくださいました。「社長の想いを共有して、自分は幹部として一緒に関わっていく。それも貢献だと思っています。だからこそ、一緒にやっていきたいと思いますし、私がやりたいことの根底にも貢献につながるものがあると感じているので、社長に提案して進めていきたいと思っています。“地球の未来を創造しよう、地域に貢献しよう”というビジョンを進めていくためにも、社長とはさらに話し合って、現実の部分を変えていきたいと思っています。お互いを尊重し、決して馴れ合わず離れずの関係性を更に築いていき、微力ながら今後も社長を支えていきたいと思っています。」

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